Sudirmanのドーナツ売り(その2)

「じゃかる短歌」3月21日

 

pedagangの子

今まで赤子と思ひしに

ひとり立ちており

母と遊べる

 

遊ぶ子を眺めおりせば

その母も喜び表はし

Selamat pagi!

 

透通るプラスチックの箱に入る

三箱のdonut

売れまほしけれ

 

美しく装い集い

メニュー見る美女らに仕うる

pelayan愛しき

 

歩道上堂々走るmotorの

運転手の目

据わり動かず

 

土曜日に行かなくなって

パパイヤの

hari Sabtuの歌

自分で歌う

 

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「じゃかる短歌」3月19日(日)

 

Natal, Imlekと

派手化進むmal飾りつけ

Ramadhanとうとう

金の王宮

 

Covidチェックなくなり

ビルのsatpamは

立ってるだけの仕事に戻る

 

restoran

ibu-ibu, bapak-bapakの集まり戻る

KoreaやJepangも連れたち集う

 

何事もなかったような賑わいに

まだ口元にmasker残して

 

ribuanの医療従事者も死にきという

生きたもん勝ちじゃあまりに哀し

 

人生は死に向かう道

di sana di siniの違いと思えど

 

 

 

 

Apa kabar?

「じゃかる短歌」3月18日

 

音流してwarungの客に慈悲せびる

mercy通るすぐその横で

 

新歩道

blok braille

木に当たれ車に当たれと導いている

 

外見が大事

たとえ一瞬なりとても

hadiahの包みビリビリと破る

 

トンカツ屋

注文を待つhijab美女

トンカツ食うとこ見たい欲望

 

Apa kabar?

答えない人かなりいる

入門書には脚注必要

 

編集に常に難ありJakarta Shimbun

だがその存在

いと有難し

 

インドネシア

魚の旨さ知っている

salmonではなく

皆saba頼む

 

 

 

 

 

 

 

 

はつらつ、日本女性

2023年3月17日に作った「じゃかる短歌」です。

 

人だかりできたる路傍のpecel売り

通るkopi売りうらやまし気に見る

 

気性良きtaksiには

新札渡したけれど

あいにく汚きものしかなかりけり

 

全pelayan8年変わらぬレストラン

客が絶えぬは日尼一緒

 

はつらつと

現地採用女性たち

弱い男ら

karaokeでも行ってろ

 

立つのイヤ

加えて自意識低きゆえ

きれいに詰まるMRTの席

 

 

Sudirmanに新顔のdonut売り

新案(?)「じゃかる短歌」創作2日目、2023年3月16日に作ったものです。

 

労夫らは

重機使わず手を動かし

凸凹のtroator

遂に成したり

 

新顔のdonut売りの母の背で眠る赤子のただこれ幸せ

 

kolaborasi

konsekuensi

koordinasi

カタカナ言葉日尼栄ゆる

 

お役所の中から注文mie ayam

柵の下には良き隙間あり

 

常に踵踏みつぶし歩くわが社のIbu

靴とは言いよう

要はsandal

 

食べ放題

行ったり来たりわが社のIbu

靴は邪魔だと裸足になりたり

 

<2018年くらいのことの回想>

板前から手渡しで寿司食べる人

お値段時価はtak usah dipeduli

 

 

じゃかる短歌

今日から生まれて初めてのブログを始めます。

ジャカルタ駐在9年目、喜びありストレスありの生活の中で、毎週の『Lifenesia』巻頭のうえさか たいじさん(男?女?)の4コマ漫画「ジャカルタのみそスープ」を読むのが一つの大きな楽しみになっています。そして、自分でも何か似たようなことができたらいいのになあと以前から漠然とは思っていましたが、一昨日の帰宅時に見たBakso売りの兄ちゃんの笑顔を見て、ハッとひらめきました。漫画は描けないけど、言葉だけでも伝えられるものがあり、日本語にはそれを表現する形がある。それは短歌。

今まで短歌を本格的に作ったことはないけれど、作りたいと思ったときが始めどき。

きっかけはBakso売りの兄ちゃんですので、基本はそういうこと、つまりジャカルタで見たこと、聞いたことを、ありのままに表現すること。名付けてじゃかる短歌。決めたルールとしては、

①中にインドネシア語の単語を必ず入れる

②字余り、字足らずにはあまりこだわらない

③あくまで見た、聞いた事実を表し、フィクションの要素は入れない

「じゃかるたのみそスープ」で分かるように、我々日本人にとっては面白いこと、不思議なこと、不可解なこと、そして感動することが次々と起こってくるのがジャカルタインドネシアの暮らしなので、フィクションを入れる必要はまったくありません。

と、前置きが長くなりましたが、まず今日は、じゃかる短歌を初めて作った一昨日3月15日のものを載せます。

 

2023年3月15日

知り合いに声を掛けられ

Sudah habis!

bakso屋台を引く歩み軽く

 

役所前歩道整備さる

たちまちduduk-duduk運転手たち

そこにすぐまたkopi売りbakso売り

 

横断歩道

笑顔のpolisi握手求め Kerja di mana?

答えぬ権利は我にありや?

 

物乞いに寄られ戸惑うojolたち

確かに違いはあるかもしれぬが

 

semprotan浴びても平気で飛んで行く

こいつに今夜も起こさるる運命