じゃかる短歌
今日から生まれて初めてのブログを始めます。
ジャカルタ駐在9年目、喜びありストレスありの生活の中で、毎週の『Lifenesia』巻頭のうえさか たいじさん(男?女?)の4コマ漫画「ジャカルタのみそスープ」を読むのが一つの大きな楽しみになっています。そして、自分でも何か似たようなことができたらいいのになあと以前から漠然とは思っていましたが、一昨日の帰宅時に見たBakso売りの兄ちゃんの笑顔を見て、ハッとひらめきました。漫画は描けないけど、言葉だけでも伝えられるものがあり、日本語にはそれを表現する形がある。それは短歌。
今まで短歌を本格的に作ったことはないけれど、作りたいと思ったときが始めどき。
きっかけはBakso売りの兄ちゃんですので、基本はそういうこと、つまりジャカルタで見たこと、聞いたことを、ありのままに表現すること。名付けてじゃかる短歌。決めたルールとしては、
①中にインドネシア語の単語を必ず入れる
②字余り、字足らずにはあまりこだわらない
③あくまで見た、聞いた事実を表し、フィクションの要素は入れない
「じゃかるたのみそスープ」で分かるように、我々日本人にとっては面白いこと、不思議なこと、不可解なこと、そして感動することが次々と起こってくるのがジャカルタ、インドネシアの暮らしなので、フィクションを入れる必要はまったくありません。
と、前置きが長くなりましたが、まず今日は、じゃかる短歌を初めて作った一昨日3月15日のものを載せます。
2023年3月15日
知り合いに声を掛けられ
Sudah habis!
bakso屋台を引く歩み軽く
役所前歩道整備さる
たちまちduduk-duduk運転手たち
そこにすぐまたkopi売りbakso売り
横断歩道
笑顔のpolisi握手求め Kerja di mana?
答えぬ権利は我にありや?
物乞いに寄られ戸惑うojolたち
確かに違いはあるかもしれぬが
semprotan浴びても平気で飛んで行く
こいつに今夜も起こさるる運命